忍者ブログ
HOME Admin Write

きまぐれ日記

ページのトップはこちら http://www.clovernet.ne.jp/~aki_s/

選択したカテゴリーの記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

7月。
暑い季節がやってきましたね。

このところブログを書こうとパソコンに向かっては、何も書けずぼ~っと時間だけが過ぎ・・。
なんというか、毎日ころころ変わる感情を、うまく表現できないというか・・。

相変わらず、いろんな意味で自分自身と葛藤しています。

思えば、遺族になる前は一つの物事、出来事に対してそれほど深く考えたり、思ったりしませんでした。

颯太を喪って、私たち家族の人生は大きく変わりました。

正確には、物に対しての見方、無数の感情、命の尊さ・・。

あげればきりがないほどです。

言葉がでない悲しみ、波のようにやってくる絶望感、無力さや空虚。
明日はどんな気持ちに襲われるのか、これからどうなっていくのか、見当もつきません。

「生きる」ということは、こんなにも苦しいことなのかと思ったりもします。

なんだか後ろ向きになってますね・・

でも、しっかりしなきゃ!前向いて!と思えば思うほど、しんどくて。
思うようにはいかない毎日です。

これから歩いていく先が未来ではなく過去へだったら、思いっきり走って走って、誰よりも早くそうくんに逢えるのに・・
PR
Kくん、8歳2年生。
昨年11月、学校前の横断歩道で無謀な運転によって幼い命を奪われました。
加害者は「業務上過失致死」の罪で起訴され、その判決が昨日、名古屋地方裁判所で開かれました。

2年生・・息子と同じ歳。
私はとても人事とは思えず、傍聴にいきました。

判決は「懲役2年」。

法廷内で、Kくんのお母さんの悲しい泣き声が響き、お姉ちゃんの目には涙がこぼれていました。


実刑だろうが罰金だろうが、私たちの心の傷が癒えることはない。
子供が帰ってくることもなければ、家族が元に戻るわけでもない。
明日になれば、また辛い朝を迎えることに変わりはない。

遺族の気持ちに終わりはないのです。

「結果は重大でとりかえしがつかない。償いは一生」
裁判官の言葉、お母さん、おねえちゃんの涙は・・被告人に届いたのでしょうか・・幼い大事なKくんの命を、被告人はどう感じているのでしょうか・・

すぐに答えがでることはないと思うけれど、「自分のこれから」より、「被害者遺族のこれから」そして「命」を重く、深く考えてほしいと思います。

でも・・そんなことを考えられる人なら、こんな重大な事故は起こさないよね。

事故は悲惨で、とても残酷です。
被害者、そして遺族から見れば、殺人と変わりはありません。


・・お母さんの悲しい声が今も私の耳に残っています・・
民事裁判が始まりました。

今日は初公判。

昨日はなかなか寝つけなくて、不安でいっぱいでした。

寝なきゃいけないと目をつむっても、寝られなくてイライラしたり・・

そんな中、たくさんの応援メールをもらい、「横になるだけでもいいんだよ。」の言葉で、楽になりました。

励ましの言葉、心からのエール、本当にありがとう。


刑事が終わり、一年余りが経ち、未だ私たちは反省や謝罪を感じることができません。
一体どこに謝罪を求めればいいのか・・
息子はただ命を奪われただけなのか・・

そんな疑問がずっと頭を離れません。

答えが見つかるかはわからないけど、できることを精一杯してやりたいと思っています。

駆けつけてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
不安定だった気持ちも少しずつ回復してきました。

昨日は被害者の会で、いろんな人と話し、気持ちが和らぎました。
ファミレスでは、Sさんとたくさん話しが出来たね。
ずっと、いつ何があっても、取り乱さないように・・そう言い聞かせてました。

でないと、これからの不安や恐怖、苦痛にも耐えられなくなると感じたから。
でも、やはり辛いことは辛い、苦しいことは苦しい・・。

それでいいんだ・・と思うことにしました。

昨日の夜には、Nちゃんのママと電話ごしで、泣きながら話ができました。
悲しい話ばかりなのに、とっても落ち着きました。
「泣く」ということができなくなっていたから。
すごく救われた気がしました。

今日は、バイト時代のTさんの家で、泣き浸り。
私の気持ちを受け止めて、うなずいて、優しく傍にいてくれた。

人前でこんなに泣いたのは久しぶり。

泣くと、気持ちが止められなくなるから、怖かった。
そうくんに会いたくてたまらない気持ち、事故の悲惨な光景が頭から離れない苦痛、私の思いだけではどうにもならない現実。

強い人なんていないのよ。
そう振舞っていないと、生きていけないだけ。

だから、前を向いているようで、本当は何も出来てないの。
現実を受け入れることも、明日を迎えることも、怖くてたまらない。
逃げ出したくて、そうたの死が認められなくて、線香をあげることも手を合わせることも、ずっと出来ないの。
月命日のお経も、ずっと前にやめてしまった。

だって・・こんな目に遭わせるために産んだんじゃないもの・・

可哀想で可哀想で・・可哀想以外なくて・・
自分の子を一生、可哀想と思って生きていくことがまた可哀想で・・

でも、そうたはもう帰ってこられないから・・二度と修復もできないから・・

本当はその悲しみだけでいっぱいなの。
気持ちはあの時から、何も変わってないの。

これが今の素直な気持ち。
これだけのことが言えなくて、辛くて、たまらなかった。

支えてくれたみなさんに感謝しています。
心配かけてごめんね、そしてありがとう。
今日は、交通事故被害者遺族の仲間と、平針運転試験場にて交通安全運動を行いました。

事故で命を奪われた被害者の写真、事故概要を貼り付けたパネルを立てて、講習を終えた人達に、「安全運転をお願いします。」とビラを手渡すものです。

今回、私は遺品を持っていきました。

そうくんの帽子。

パネルの前に置きました。

とても小さく、寂しく見える悲しさ半分。
一緒にいるような気がして、頑張ろうと思う気持ち半分。

やっぱり複雑でした。


みんなで一人ひとりに呼びかけた「安全運転」。
一人でも多くの人に伝わっていますように・・

強風の中、みなさんお疲れ様でした。

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

最新コメント

こんばんわ(返信済)
(02/02)
はじめまして(返信済)
(12/05)
無題(返信済)
(11/17)
こんばんわ(返信済)
(11/16)
こんばんわ(返信済)
(10/08)

最新トラックバック


バーコード

Copyright ©  -- きまぐれ日記 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]