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きまぐれ日記

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やっと、パソコンに向かい日記を書こういう気持ちになりました。

(ずっとパソコン恐怖症だったの・・

必要なこと以外では開かないようにしてました。

また書いてみよう・・と思えるきっかけをくれたのは・・旦那でした。

実は彼・・2ヶ月ほど前に突然、刺青をしました。

左利きだった颯太。

「この左腕は颯太の手」そう言って、左腕に「颯」の文字と、雲をかたどった模様。(雲は多分、颯太の憧れの筋斗雲

もちろんどんなことをしてももう逢うことはかなわないのだから、なにをしても気持ちが晴れることはないこと、承知の上だと思います。

それから2が月余り・・彼は笑うようになりました、冗談をいうようになりました、そして・・19日という日にこだわらなくなりました。

「オレはいつも颯太と一緒だ」それが口癖です

時折、いつか逢えることを確信しているかのように感じることもあります。

・・ああ、ずっと自分自身と闘っていたんだな・・苦しくて悲しくて・・やっと初めて彼が出した答えなんだな・・これからもずっと闘っていくんだね。

そう思った。

彼は加害者のことをずっとずっと気に病んでいました。

「なぜ、どうして、謝罪も反省も見られないのか。オレにとって颯太は大事な大事な息子なのに・・」と。

ずっとずっと耐えて耐えて、我慢してきた。
子供を喪うことだけでも辛いのに、「ただ悲しい」という気持ちだけでは終わらない。

それが被害者の現実。

そのあまりに膨大ないろんな感情の中に、飲み込まれまいと最近彼は、アルバムを開くようになりました。

颯太の顔を一つ一つ、少しずつ見るようになりました。

私はまだアルバムを開く勇気がないので、
「突然どうしたの?」
と聞くと、

「うん・・悲しいばっかりの思い出しかなくなったら、颯太が可哀想だろ・・」
そう言って、アルバムをめくる手が震えていた。

正直、私は颯太を喪ってから、彼がずっとずっと颯太の傍に逝きたいと望んでいることを知っていました。辛い毎日から早く開放してやりたいとも何度も思いました。

でもこの時、必死で生きようとしている姿に涙が溢れました。

こんな気持ちで子供のアルバムを見ることになるなんて、想像もつかなかった。でも、家族でたくさんのあの子の笑顔を・・一つ一つの言葉を・・語っていきたい。

いつか笑顔で颯太に逢えるように・・
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11月の第三日曜日は「世界交通事故犠牲者の日」。
こんな日があるなんて、今まで知りませんでした。


その和訳の中に、世界では毎日のように交通事故で3400人以上の人たちが亡くなっており、毎日数万人が後遺症となる障害を負っていると書かれていました。

その背景には、突然命を断ち切られたものたちの計り知れない痛み・・喪失、絶望とともに破壊された家族があり、こんな悲惨な出来事が日常茶飯事に起こってしまっています。


交通戦争ともいうべきこの社会の中で、交通事故の犠牲となった多くの命を追悼し、それを広めることでドライバーへの注意、責任を喚起し、事故撲滅につなげることができれば・・と思い、トップページに「世界交通事故犠牲者の日」についてのリンクを貼らせてもらいました。
(詳しくはトップページの黄色い風車をクリックしてね)

一人ひとりの命が暴力的に奪われることなく、守られますように・・
まずは、自分に出来ることから・・ご協力をお願いいたします。
ずっと書かないでおこうと思った。
言わないでおこうと思った。

裁判のこと。

先日、新聞に掲載されていて驚きでした。(知らなかったの)

それから、かなりの批判を受けました。

「子供の命、金に換金」
「バカ親」などなど・・

食事が喉を通らなくなり、立っているのもやっとの毎日。
何にも知らない人の言葉に惑わされて、こんなになっている自分に苛立った。



ねぇ・・子供が命をおとしてしまうほどの苦しみ、あの子のこれからの人生、家族が突然いなくなった最悪の喪失、この先どれだけ生きても元に戻らない家族・・

そんなものがお金に換金できると思う?

本当に本気でお金に変えられると思う?


それでなくても、突然の葬儀。
子供のために二人で働き、将来のためにと少しずつ貯めてきたものは、息子を見送るという予想もつかないものになった。

一体何のために・・
こんなことなら、もっともっと傍に・・仕事なんかせず、少しでも長く一緒にいてやればよかった。

何度、主人とそんな話しをしたか・・

息子への悔やみきれない思いを、考えなかった日は一日もない。
きっとこの思いは一生変わらないと思う。

親は子供の死をそんなに簡単に割り切ることなんてできない。

だからこそ・・どうしてもゆずれないものがある。

何も言えない息子の代わりに、今できることを精一杯してやりたい。


あの裁判所の薄い紙切れの中に、息子の命があるのなら・・それに向かって精一杯生きる。

それが、今の私たちの出した結論。


本当は会いたくてたまらないよ・・いつも。
それに、何もかも飲み込んでいくって、たまらないほど苦しい。
でもこの思い、どうしてもどうしてもどうしようもないの。
10月6日~8日の間、福岡県前原市で「生命のメッセージ展」が開催されています。

今回は小学校での開催。

私たちは6日に福岡入りし、すぐに会場である前原小学校の体育館へ向かいました。

前原1

会場はたくさんの人たちでいっぱい。たくさんの子供たちと出会い、ふれあうことができました。

前原2
小さなそうくん・・会いたかったよ

今回のメッセージ展に参加した理由はね・・たくさんの人に「命の尊さ」を伝えるだけじゃなく・・誕生日を一緒に過ごすためでもあったの。

今日、10月7日は颯太の誕生日。

生まれてきてくれて本当にありがとう。
いつかまたきっときっと家族で祝える日がくるよね・・
その日がくるまで・・たくさんの人とふれあって、一緒にここで生きていこうね・・

前原3

思い出深い参加となりました。
今回出会えたみなさんに、心から感謝しています、ありがとうございました。
9月21日~30日は、秋の交通安全週間です。

最終日の今日、平針運転免許試験場での「秋の交通安全活動」に参加しました。

事故で命を絶たれた被害者のパネルとメッセージを並べ、講習を終えた人たちに「安全運転をお願いします。」と呼びかけることで、運転者ひとりひとりの安全に対する意識を高め、事故撲滅につなげたいというものです。

活動

私は、息子を亡くしてからよくこんな言葉を聞きました。

「運が悪かったね」

「そういう運命だったのかもしれないね」

「誰もがいつ加害者になるかわからないから」

こんな言葉を聞くたびに、誰かを恨まずにはいられなかった。
遺族のほとんどがこんな言葉の嵐に悩まされた経験があるでしょう。

加害者とは、人を死傷させる罪を犯した者。
単なる接触などの事故当事者とは違います。

気をつけて運転をしていれば、人を死傷させるようなことにはならないと思います。
だから運が悪いわけでも、運命でもないのです。

車を凶器にしないでください。
一人の人間をこの世から消し去ってしまう恐怖と悲しみ。
もう誰にも味わってほしくありません・・

「いつ加害者になるか分からない」ではなく、加害者にならない意識、安全運転をお願いします。

パネル

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