みんないっしょ 2006/11/08 (Wed)

今日は、ＹさんとＩさんと一緒に、重度の肩こりさんのお家にお邪魔しました。

あらたを学校へ送り出してから、そうくんに「一緒にしょうたくんのお家に行こう！」と声を掛けて、家を出ました。

電車にゆられて約１時間３０分。

駅に着くと、肩こりさんとりとたんママが待っててくれました。

そして車で肩こりさんのお家へ。

とってもとってもいい場所でした・・なんというかとっても落ち着ける場所。日当たりが良くて、あったかくて・・安心。

しょうたくんがとっても幸せそうな顔をしていました。
しょうたくんが大好きなお家。
しょうたくんの元気な声が聞こえてきそうで・・

心地よくて温かい・・そうくんもりとたんもかずくんもりゅうくんも、みんないるからだね。

どこにいても、何をしててもいつも想ってる。
みんなと話しながら、心の中が手に取るように伝わってきました。

ありがとう、こんなゆったりした気持ちは久しぶりです。
今日は、そうくんに「ただいま」は無しです。
だって、みんなと天使たちと一緒だったから・・ね！

一生の課題 2006/11/05 (Sun)

３連休とってもいいお天気でした。

二日間かけて洗濯、掃除、とてもはかどりました。
毛布をだしたり、カーペットを替えたり大忙しでした。

あらたは、友達と楽しそうに遊んでいて、二階から大きな笑い声がよく聞こえてきました。
そうくんを失ってから、二人でいつも遊んでいた二階の部屋へ、一人ではいかなくなり、大きな笑い声もほとんど聞かなくなっていました。

何をするにも、はりあいを失くしてやる気もなくしている。

だから友達が来て、楽しそうな声を聞くと、私も嬉しくなります。
その楽しそうな声を聞きながら動いていると、いつもは重い腰も上がるんですよ。

それから、そうくんのお花を選びに行ったり、現場にも毎日一緒についてきてくれました。
私のことをとても心配しているのが分かりました。
本当なら私が心配したり、元気づけたりする立場なのにね・・

たまに、パソコンを開いてこの日記読んでるのも知ってるよ。
だから・・だね
「僕が先に死んだら絶対お母さんも一緒に連れてってあげる」
この前、そう言ったの・・

私がそう言わせてしまったの。
まだ小学生・・兄弟を失い、それだけでとても重いものを背負っているのに、これ以上のものを背負わせることはしたくない。

あらたが、私といることで安心できるようにしてやりたい。
なんでこんなことがとっても難しいんだろう・・
どう生きれば、あらたとそうた・・二人を抱きしめられるんだろう・・

これから 2006/11/01 (Wed)

今日は遺族仲間のＳさんと会いました。

昨日は検察庁に行き、辛いものばかりを一日読んでいたのでかなり疲れました。

落ち着かないのと、話を聞いてもらいたい気持ちがいっぱいいっぱいで、今日朝起きてもなんだか落ち着かず、Ｓさんに会いにいきました。

「頭が変になるだろうな～」と予想はしていても、今の気持ち、１時間後の気持ち、明日の気持ちはその時にならないと分からないので、約束はあまりしないようにしてる。

何も言わなくても分かっているＳさんにホッとしました。
ありがとう、これからもよろしくお付き合いくださいね。

それから・・もうすぐ初めての命日を迎えるＹさん。
思い出の場所で、かずくんとゆっくり話せたんだね。
これからのこと・・多分、どうしたらいいのかなんて一生分からないんだろうけど、いっしょに歩いていこう。

本当に、毎日さまざまな思いに悩まされながら、「もうだめだ・・」と何度思っても、やっぱり私たちは生きているね。
何をどうしたって、立ち直ることなんてもう一生ないけど・・大切な子を強く思って、ずっと思い続けて生きることは出来るから。
それに、思いあえる心強い仲間がたくさんいるから、また前を向きなおすことができるんだ。

さあ、これからまた歩こう。
自分の生きる道は自分で決める。
疲れたら休んで、悩んだらゆっくり考えて、自分のペースで行こう！

もし、ここにいたら・・ 2006/10/30 (Mon)

昨日は久しぶりに家族で買い物に出かけました。

お父さんの仕事で必要なものがなかなか買いにいけなかったから。

家族で出かける・・普通なら当たり前の光景だけど、私たちにとっては苦痛になってしまうこともある。

そうたのいない買い物。「もしあの子がいたら・・」と家族で話ながら出かけてみても、お父さんの寂しそうな背中や、他人の兄弟が楽しく会話している姿を見るあらたの目。
見るに耐えない光景ばかりが目についてしまう。

でも、一つのものを一緒に選んだり、全く違った会話をすることで、その場を保つことができることもあり、出かけてる間中、ずっと何かを考えている自分もいる。

帰ってくるころには、無言状態。
お父さんも同じようなことを考え、疲れてしまっているんだな・・と思った。

「もしあの子がここにいたら・・」前はそこまで考えられなかった。
それは、もういないことを認識している言葉だから。
けれど、最後に思ったのは「なんでここにいないの・・」
行き着くところは同じなのね。

思いが日に日に深くなるなぁ・・
そうくんはこんな家族を見て、どう感じているだろう。
声が聞けたらなぁ・・顔だけでも見れたらなぁ・・

そうくんも家族みんなに逢いたいよね・・

届けたいな・・ 2006/10/25 (Wed)

ここ最近、ピアノを弾くことが多くなった。
自分でも気づかないうちに何時間も経っていることもある。
そうくんの写真をいつも飾って・・いつも背中を押してくれる。


先週から始まった、ドラマ「のだめカンタービレ」。
この番組の中で流れる演奏は、どれも表現がとてもおもしろい。
おもしろい発想に思わずふきだしてしまったり、形にとらわれない自由な音が印象だったり・・

モーツァルト　「２台のピアノのためのソナタ」

すごい、楽しそう！！
この曲を聴いたとき、以前ピアノを習っていたときのことを思い出した。
いろんな曲を聴き、自分の弾きたい曲に出会ったときの喜び。
やってみたいなぁ～

早速、楽譜を取り寄せた。

この曲、そうくん気に入ってくれるかな・・？？
悲しい曲じゃないからね。
以前、いっしょに連弾をやった友達、「うん、やろうやろう」って。
ずっと待っててくれたんだね。

頑張れるかな・・
ゆっくりでいいから、そうくんに届けたい。
待っててね。