９月 2006/09/05 (Tue)

９月に入り、そうくんの命日が近いことで、いろんな方が気にかけてくれて心配してくれています。


命日には、かなり衰弱すると思いますが、私たちはたくさんの人たちに支えらながら、前のように人と話せるようになりました。
振り返ってばかりじゃなく、次にしなくてはいけないことを考えられるようにもなりました。
生きていなければ、そうくんを守ってやれないことも分かった。

いつか再会できるまでに、そうくんに恥じない親になりたいとも思います。

だから、元気でいようと言い聞かせています。


反対に命日が近づくにつれ、かなりの心がまえがいるんだと実感しています。
怖くて仕方ない自分もいるんですね。
あの日の惨劇が蘇ってくるから。
決して消せないものだし、逃れられないものだから、どうしようもできないんだけれど・・。

しばらく、日記を書けないことが多くなると思います。
書いても悲しいことばかりになってしまうとも思います。

どうか、温かい心で見守ってください。

(。＞0＜。) 2006/09/03 (Sun)

今日は、めずらしくお父さんがいました。
最近、日曜日もずっと仕事なので、身体大丈夫かな？と心配してました。
今日は休みなんだと思っていたら、夕方から仕事だって。

あらたは友達のＫくんがくるって嬉しそう。
Ｋくんが来るなりすぐ二階へ。
にぎやかに遊んでいました。

私とお父さん、二人でテレビをみていると・・

「シャーーーーーーーーーー」

なに？この音？？？風呂場の方から聞こえてくるんだけど。

お父さんが見に行ったら・・

「なんじゃこりゃー！！！」

外にある給湯器本体から、水が噴き出てるんよ！！

すぐ水道の元栓を締めにいったのはいいけど・・水が使えない。
ガス屋さん、近いところから電話を掛けたけど、日曜だから全部休み。
インターネットで検索したら・・すぐ来てくれるところがあった！！！
ふぅ～よかった～(-。－;)

うちの給湯器かなり古いから寿命だって。
すぐ新しいのにかえてもらって、やっと水が使えるようになりました。

お父さん、せっかくのんびりしてもらおうと思ったのに、大変な日だったね。
しかもかなりの出費(。＞0＜。)


う～ん、仕事復帰考えなくちゃね。

避難訓練 2006/09/02 (Sat)

東海・東南海地震を想定した避難訓練。

学校まで児童を引き取りにいく訓練が、昨日、学校で行われました。

もちろん本当に大きな地震が起こったわけではないし、あくまで訓練。

地震を予知したとの連絡が、午前１０時半にメールで送られてきた。
午前１１時に児童引渡し訓練開始。
親だとわかるものを提示（免許証・保険証など）し、子供を引き取るというものです。

もし、実際に地震が起こったら・・
まずこんなにスムーズには進まないだろう。
みな冷静さを失うから。

免許証なんて持たず飛び出すと思うし、引き取りにいく途中で地震が起きてしまったら、学校まで辿り着くのも困難かもしれない。

子供たちも不安におびえながら、親を待たず帰ってしまったり、泣きじゃくって歩けない子だってでるかもしれない。

もし実際に起こったら・・
そう考えて、家族でよく話しあうことが大切だと思う。
離れているときに災害にあったり、予期せぬことが頻繁に起るからこそ。
巻き込まれてしまったら、目の前に苦しんでいる人がいても代わってやることも、元に戻すことも出来ないのだから。

いつ起こるか分からない大地震。
生きていたら再び会う場所と、家族の誰かがいなくなってしまっても、自分は生きなければならないという約束をした。
悲しいけれど、現実はみたこともない光景が広がっているだろう。

同じ気持ち 2006/08/31 (Thu)

昨日の夜、お父さん（旦那）と久しぶりにそうくんの話をしました。

ずっとお互い、そうくんとの思い出を口に出来なくて、食事のときも、たわいのない話をしていました。
お互い口にしてしまったら、とても辛くて耐えられないのではないかと思っていたから。

昨日は、両親に遊びに行こうと誘われたんだけど、その場所がそうくんとの思い出の場所だったから、どうしても行きたくなかった。
あらたはどこかに行きたいというので、場所を変えてもらって、行った事のないところへ行きました。

そうくんと一緒に行ったところへはどうしても行けない。

お父さんはどう思っているのだろう・・
思い切っていろんな気持ちをお互いに出せるように話をしました。


「俺はもう旅行にも遊びにも行かない・・行けない。そうたがいないのが辛すぎてとてもそこにいられないから。」


やっぱりな・・
分かっていました。がむしゃらに仕事をすることで、なんとか自分を支えていることも。
それでいいと思いました。
あらたも無理に遊びに・・なんて望んでいないから。

涙が出そうになったけど、思いっきり腕をつねって止めた。

一緒に行った場所も、そうくんのいない記憶に塗り変えられてしまうのがどうしても嫌だから行けない。
私とお父さん、同じことを思っていたんだね。

今までいろんなことで喧嘩もたくさんしたし、私が泣いてばかりでどうしようもなかったときも「泣くのはいつでもできるぞ」「しっかりしろ」と
そうくんのことだけをいつも家族で考えてきたね。
そうくんが悲しむことはしたくないから、最近は喧嘩もしなくなった。

ずっと家族でそうくんを守りたい。
どんなにボロボロになっても絶対負けない。
家族で同じ方向を向いてずっと歩いていこうと約束しました。

福岡の転落事故 2006/08/29 (Tue)

福岡の飲酒運転転落事故。

幼い３人の子供の命が一瞬で・・
お母さんは救助しようと、海に何回も潜ったと書かれていました。
現場の惨劇は想像もつきません。

思い出になるはずの写真が遺影に。
可愛い子供たちの写真を見て、ただただ涙がとまりません。

何故、悲惨な事故があとを絶たないのだろう・・
どれだけ命が奪われれば、この世は変わるのだろう・・

この事件、業務上過失致死傷と道交法違反だとか。

何故、危険運転致死罪じゃないの？？
危険運転致死の検討をするとは書かれていたものの・・ありえない。

何のための司法なのか。
知れば知るほど疑問ばかりが募ります。

ご遺族の悲しみを思うと、胸が押しつぶされそうです。
そして幼い３人の子供たちを思うと・・

これに対し、容疑者は「同乗者いない」と嘘まで。

何がなんだか分からない状態の中、二重も三重も受ける被害。
子を失って、こんな悲しいことはありません。

被害者は訴え続けることしかできない。
交通事故が少しでも減るよう、これからも訴え続ける一人になりたいと強く思いました。