明日は「世界道路交通犠牲者の日」 2009/11/14 (Sat)

１１月の第三日曜日は「世界道路交通犠牲者の日」です。

まだまだ浸透していないこの日を、多くの人たちに認知してほしい。
今日は、交通死被害者の仲間とともに、名古屋の久屋大通り公園噴水南の歩道で、ティッシュとチラシを配る街頭活動を行いました。


天候が不安定で、心配でしたが、午後からは晴れ。
昨年は寒くて、もう少し着込めばよかったと思ったので、今年はマフラー、手袋を用意。
あったかめのジャンパーを着ていったのですが、道行く人たちに声を掛け、歩き回っていたら、汗がでてきました。

午後１時から３時前までにみんなで配ったチラシは約８００枚。
その中に、関心を寄せて読んでくれる人は何人いるだろう。
数年前までは、私も私の家族も他人事でした。
今では、そんな自分がいたことが嘘のようです。


私は時々、自分がなんのためにそこにいるのか、なにをしたいのか、分からなくなるときがあります。

事故のことに向き合っていくことは、とても辛いです。でも現実からは逃げられません。
目をそむけてばかりいると、大きな恐怖におそわれます。

時が、大切な思い出までも奪ってしまうのではないか・・と。

私にとって、こういった活動は、自分の貴重な居場所になっています。

その中で、関心をもってくれる人がいてくれたら、それが一人でも嬉しいです♪



さて、明日は大阪で「世界道路交通犠牲者の日」の集いがあります。

中部地区からは、朗読劇「あいみての・・」を発表します。

重度の肩こりさんが台本をかいてくださり、この数ヶ月、みんなで練習を重ねてきました。

最初に台本を読んだときには、自分の経験した辛い体験と重なる部分が多く、涙でなかなか読めませんでした。

理不尽な対応、周りの無理解、加害者との温度差・・。

毎日毎日、心の中で疲れるくらいに叫んでいる思いは、決して消えてはくれません。
いつまでこんな思いを抱えたまま生きればいいのかと泣き叫びたくなるときもあります。

私の役は、事故で８歳の女の子を喪う母親。

精一杯、演じたいと思います。