忍者ブログ
HOME Admin Write

きまぐれ日記

ページのトップはこちら http://www.clovernet.ne.jp/~aki_s/

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「悲しみがやさしくなるとき ~子どもを亡くしたあなたへ~」

私がこの本に出会ったのは、事故からまもなくでした。
その時、私はどうしようもなく、何かにすがりたい・・とたくさんの本を読みあさっていました。

著者は病気で子どもを亡くし、愛する子どもへの強い想いを鮮明に、正直に語っています。
病気や事故などで子どもを失ったたくさんの親の悲痛な叫びが、この本にはたくさん書かれています。

子どもに先立たれるとはどういうことか。
そして、親はどう生きていくのか。

私はこの見出しを見て、購入しました。

最初に読んだとき、なんて重い本だろう・・これほど命を感じる本は今まで出会ったことがなかった、と思いました。
何度も読んでいく中で、「こんなことあるはずがない!」「そんなこと思っていない!」と反発や怒りもあり、投げ出してしまったこともありましたが、何度も読みました。


まえがきにこんな言葉があります。


~子どもを亡くした親はみんな、「この悲しみはいつか乗り越えられるだろうか?」という大きな疑問を抱えています。
その答えは「イエス」でも「ノー」でもあります。
「ノー」というのは、あなたは決して前のあなたに戻ることはないという意味です。
しかし、この疑問に対する答えは「イエス」でもあります。
そうです。いつかは必ず、はじめの頃のように押しつぶされることなく、亡くなった子を思うことができるようになります。
亡くなった子どもに対する裏切りであるかのような罪の意識を感じることなく、愛したり、笑ったり、太陽の光を身体いっぱいに浴びてしあわせな気持ちになったりすることができる日がきっと来ます。
そして、子どもが生きられなかった時間を、子どもの代わりに、あるいは子どもとともに生きているのだと実感するようになるでしょう。私たちの傷は癒えます。
でも、子どもが私たちのもとを離れることはありません。~


何年たっても何十年たっても、子どもを愛し続ける親の愛。
行き場を失い、生き方を探し続ける私たちへのメッセージのように感じます。今、こんな気持ちにはとてもなれず、この言葉を受け入れることはできません。そんな気持ちになったりしたら、もっと自分が許せなくなるかもしれない・・とも思います。
でも、最悪の悲しみを経験し、地獄のような毎日を送ってきたからこその言葉でもあります。

悲しくて仕方ないとき、この本を開きます。
大切な命は心の中で鮮明に生き続けると実感します。
PR

この記事へのコメント

お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
 管理人のみ閲覧

無題

ジーンとくる本だね。時間がかかるのは、当たり前だと思う。いつか…いつか…そうクンの分も、生きて一緒に又、午後ティー飲んでいっぱい話そうd(^O^)bいつも、そうクンも参加して話してたね~ヽ('ー`)ノ~『何笑ってるの?』 『何話してるの?』って言ってたねヽ('ー'#)/きっと、又うちらが話してる間にきて『何それ?』『アハハ』って一緒に笑って話してるよね(#^O^#)お母さんが、笑ってると一緒になって笑ってたもんね(*'-^)

Re:無題

全部が全部あてはまる訳ではないけれど、この本は今まで読んだ中で一番重かった。
そして、みんなにも読んでほしいと思った。
中でも、親が亡き子に贈る詩は本当に共感できます。
読んでみてね。

私も読みました

私も同じ、いろんな本を読みあさりこの本も読みました。
確かに今はこんな風に思えないよね?だってまだ1年も経っていないんだもん。

>そして、子どもが生きられなかった時間
>を、子どもの代わりに、あるいは子どもと>ともに生きているのだと実感するようにな>るでしょう。私たちの傷は癒えます。 でも、子どもが私たちのもとを離れることはありません。~

これはまさに「親子一体」って事だよね。私たちが楽しければ子供も楽しい、悲しいときは悲しんでる。
天使たちはずっとずっと私たちを見てる!!
少しづつ前に向かって行けたら・・・と思います。

Re:私も読みました

こんなふうに思える日がくるのかな・・?
考えられない。
今の私には、激しい悔しさと大きな悲しみしかないんだもの。
この本を読むといろんなことを思います。
そして、子どもの死は決して乗り越えたり、立ち直ったりするものではない。
こんな私でもいいんだ・・と思えます。

私も探しました。

 私も娘が亡くなってから、心のよりどころを求めて、いろいろな本を探して何冊も読みました。
 母親って、子供の死を、まず自分を責める事から始めるような気がしています。
 私はずっと、守って上げられなかった自分を責めつづけていました。その重圧から逃げ出したい気持ちが強く、何かにすがりたかったのだと思います。

 この本も読んでみようと、アマゾンのお気に入りに選択していてそのままです。
 子どもを亡くした著者の本を何冊も読むうちに、どんどん重くなってしまって、読むのが辛くなっていたのです。
 でも、今、そうくんママのコメントを読んで、今なら読めるような気がしています。
 
 思い方やとらえ方で、生き方が変わってくると思うのですが、なかなか日々の日常でそんな優等生みたいにいきませんね。。。

Re:私も探しました。

自分を責めることはみな同じ。
「あのときああしていれば・・」「助けてやれなかった」と必ず思います。
残された子どももまた、同じような気持ちにとらわれて自分を責めることがあります。
これはどうしようもないですね・・

皆さん…

私は、そうクンのママとそうクンのお兄ちゃんと娘が同い年で知り合いました。私は、このホームページを毎日皆さんのを読みます。りとたんの事…ニュースを見ました。本当皆さん、そうクンのママも含め頑張って下さい。私…自分が知らない中で苦しんでる人がこん何居た何て知りませんでした。私には何も出来ないけど、頑張って欲しいです。私、そうクンが本当自分の子みたいだったから…堪りません。本当に、頑張って欲しいです。私には、何も出来ないけど…ごめんなさい。でも、応援はしたいです。

Re:皆さん…

Yちゃん、ありがとう。
心からの応援は、きっとみんなに届くよ。

他人事・・知りたくもない・・と思う人が多いのも事実、遺族の気持ちを理解したい、応援したいと思う気持ちは、遺族を救うことでもあります。
何も出来なくてもいいんだよ。気持ちが一番なのだから。

揺れ動く

わたしもたくさん本を読みました。
反発したり、頷いたり。
苦しい時を生きてきた人の言葉は、やはり心に残りました。今は受け入れられなくても、やがてはこんな時がくるのか・・・と思ったりもしました。

今は・・・やっぱり駄目。
自分を納得させようとしても目の前の重い現実は変わりない。

揺れ動きながら、自分の生き方を見つけることが出来るようになりますように。

この本は読んだこと無いから、探してみますね。

Re:揺れ動く

傷が癒えるなんて、そんなことあるはずがない!!
まず最初にそう感じました。
またそんな日はこなくてもいい!!とも思います。

でも苦しい20年を生きてきた方の言葉を完全に否定することはできない。
悲しみ方も受け取り方もそれぞれだから、自分に合った部分を探して、本と付き合っていけるといいですね。

私も・

私も皆さんと同じでたくさん本を読みました。けして、癒されることはなかったけれど
、共感するところもあって、
涙、涙で本を読んでいました。

今はまだ傷が癒えるなんて
思えないけれど、必ずそんな時がくるのでしょうか?
この本はまだ見たことがないので、
見てみますね。

Re:私も・

この本には、遺族が欲しい言葉、悲しみかた、そして醜い心も決して間違えではないことが分かります。
こんな自分でもいいんだ・・と思うことができます。

悲しみはいつもいつも同じではない。
その時にあった詩や文を読むことで、一人ではないと感じられます。

本当に・・

本当に、命の大切さが加害者に伝わればいいですね。
私も、リンクからいろんな方のHPを見て、泣きました。
沢山の方が交通事故によって、とてもつらい日々を送っていることを知りました。皆さんに「頑張って下さい」と言う言葉しか言えませんが、頑張って下さい。

Re:本当に・・

訪問ありがとうございます。

なにをもっても計ることのできない命。
奪ってよい命など一つもありません。
わざとじゃない、知らない、では済まされないのです。
遺族は遺族にしか分からない痛みや悲しみがあります。
訴えていくことで、一人でも多くの人の運転に対する意識が高まることを願います。

星と祭り

星と祭り
井上靖の本ですが、私はこれを読みました。

Re:星と祭り

私も読んでみます。

この記事へのトラックバック

トラックバックURL:

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

最新コメント

こんばんわ(返信済)
(02/02)
はじめまして(返信済)
(12/05)
無題(返信済)
(11/17)
こんばんわ(返信済)
(11/16)
こんばんわ(返信済)
(10/08)

最新トラックバック


バーコード

Copyright ©  -- きまぐれ日記 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]