ピアノ 2006/06/13 (Tue)

ずっとずっと心の中で葛藤していることがあります。

私は音楽が大好きで、ピアノを習っていました。
事故が起こる前までは、仕事し、ピアノを弾き、子供との時間を楽し
み・・そんな毎日でした。

そして事故が起こり、すべてが変わりました。
私は仕事を辞め、何も考えられなくなり、朝目覚めることも苦痛になりました。
音楽を聴くこともしなくなりました、というより出来なかった


だってね・・あの子が公園に出かけるのを見送ってから、私はピアノを弾き始めた。颯太が事故に遭って苦しんでいる時、私、何も知らずにピアノを弾いてたのよ・・
あらたが知らせにくるまで知らずに弾いていたのよ・・


自分が許せない！！許せない！！
私は苦しくて苦しくて、ピアノを見るのもイヤで・・
そんな時、子供を病気で亡くし、ずっと天国に届く音楽を・・と頑張っている方に出会いました。
その方は私に「音楽を続けてください」とメッセージをくれました。
　
それから・・
偶然にも、食器棚の引き出しから、はがきが出てきました。

　　　　　　　おかあさんへ
　　ありがとう　ぴあのがんばってね　いつもありがとう
　　ぼくたのしいよ、あかあさん。


いつ書いたんだろう？颯太の字でした。あの子が私を救ってくれました。

今、ピアノの前には颯太の写真があります。
いつも微笑んでくれています。
もう一度、今度は颯太の為にピアノを弾き続けたい、そう思うのです。


ＰＳ／今日は、とっても悲しい悲しい話になってしまったけれど、最後まで読んでくださった方、ありがとう。